
学生時代、原宿店に通い詰めた私にとって、その看板は青春時代の甘酸っぱい記憶を呼び起こすタイムマシンのよう。今回は、久しぶりにあの懐かしい味を求めて、銀座店へと足を運びました。
お店に一歩足を踏み入れると、豚骨スープの芳醇な香りが鼻腔をくすぐります。店内は、木を基調とした温かみのある空間。壁には手書きのメニューが飾られ、どこか懐かしい雰囲気が漂っています。あの頃と変わらない、活気がありながらも落ち着ける空間が、期待感を高めてくれます。
今回は基本に立ち返り、一番人気の「全部入りじゃんがら」を注文。丁寧に下処理された豚骨を長時間煮込んだスープは、濃厚ながらも臭みがなく、まろやかな口当たり。一口スープを飲むと、豚骨の旨味が凝縮された奥深い味わいが広がり、思わず笑みがこぼれます。
麺は、スープとの相性を考え抜かれた特注の細麺。コシがあり、つるりとした喉越しがたまりません。スープがよく絡み、麺をすするたびに至福の瞬間が訪れます。
そして、「全部入り」の名にふさわしく、トッピングも豪華絢爛。トロトロの角煮、味の染み込んだ煮卵、香ばしい明太子、そしてシャキシャキのネギが、一杯のラーメンの中で見事な調和を生み出しています。特に角煮は、口の中でとろけるような柔らかさで、豚の旨味が凝縮されていて絶品です。明太子のピリ辛がアクセントとなり、最後まで飽きさせない工夫も憎いですね。
学生時代から変わらない味に、ただただ感動。あっという間にスープを飲み干してしまいました。今回は「全部入りじゃんがら」をいただきましたが、メニューには他にも様々な種類のラーメンがあり、どれも魅力的です。特に、野菜たっぷりの「ぼんしゃん」や、辛味が効いた「からぼん」も気になります。
久しぶりに食べた「九州じゃんがら」のラーメンは、期待を裏切らない、いや、期待をはるかに超える美味しさでした。ノスタルジックな気分に浸りながら、心もお腹も満たされる、至福の一杯。ぜひ皆様も、銀座で本格的な豚骨ラーメンを体験してみてください。今回、改めてこのラーメンの素晴らしさを実感しました。
| 電話番号 | 03-3572-3025 |
| 営業時間 | [月・火・土・日・祝] 10:45〜23:00 [水~金] 10:45〜27:00 |
| 定休日 | 無休 |
| 住所 | 東京都中央区銀座6-12-17 銀座片桐ビル 1F |
| ホームページ | http://www.kyusyujangara.co.jp/ |