うまっ!玉子焼きだけこんなにたくさん食べたいと思うのははじめてだ♪ 同じものだけ食べ過ぎるのはよくないかもと思いながらも、相当な意志がなければ止まらず、どんどん食べてしまう

人形町の老舗の並ぶ一角に、しれっと暖簾を掲げる「鳥近(とりちか)」。焼き鳥や鶏惣菜の名店として界隈では有名ですが、今回のお目当ては“玉子焼き”。「焼き鳥屋の玉子焼きなんて……」と思っていたら、いい意味で予想を裏切られました。これはもう“玉子焼き”という名の、極上スイーツ。
購入すると、木の折箱にきっちり詰められた玉子焼きが登場。ふわふわで、うっすら焼き目のついた黄金色の厚焼きは、見た目からして整いすぎていて、もう芸術の域。常温でいただくのが基本スタイルとのことで、そのまま一口パクリ。
……なにこれ、やさしすぎる。
口に入れた瞬間、ふわっとほどける。まるでシフォンケーキのような軽さがありつつ、ちゃんと玉子のコクが生きていて、ほのかな甘みがじんわりと広がっていきます。出汁は控えめ、だけどしっかりと計算された味のバランス。砂糖も強すぎず、塩味もほんのり。いわゆる「甘い系」なんですが、食事にも合う絶妙なポジションに落とし込まれているんです。
そして特筆すべきは、冷めても美味しいという点。これは、お弁当のおかずに入れたくなるやつです。いや、おかずというより主役ですね。ひと切れ、またひと切れと止まらなくなり、気づけば折箱の中は空に……これは“玉子焼きのレビュー”というより、“玉子焼きとの一対一の対話”とすら感じました。
お店自体はテイクアウト専門で、昼どきには地元の常連さんや会社員がひっきりなしに訪れます。焼き鳥や唐揚げなどの惣菜も充実しており、全部食べたくなる衝動を抑えるのが大変。その中でもこの玉子焼きが静かに光を放っていて、まさに「職人の矜持」が詰まった一品。
今回の一番の驚きは、“名物でもなんでもない”と思われがちな玉子焼きが、ここでは看板にもなり得るレベルの完成度であること。しっかりとレビューさせていただきましたが、これはもう人形町の宝。贈答用にも、自分へのご褒美にもおすすめです。


| 電話番号 | 03-3666-3600 |
| 営業時間 | [月~金・土] 08:00〜18:30 |
| 定休日 | 毎週日曜日 祝日 |
| 住所 | 東京都中央区日本橋人形町1-18-6 人形町鳥近ビル1F |
| ホームページ |