
焼き鳥好きにはたまらない“炭火の香り”に誘われて、上野駅からすぐ、入谷口から歩いて2分のところにある「串八珍 上野入谷口店」へ。どこか昭和の温もりが残る外観と、赤提灯のほのかな光。ここで味わった串焼きの数々が、どれも心を掴んで離さないクオリティでした。
まずは定番中の定番、「ねぎま」。ジュワっと広がる鶏の旨みと、焦げ目が香ばしいネギの甘みが絶妙。串八珍は焼き加減が見事で、表面はパリッ、中はジューシー。このバランス、プロの技です。
「レバー」は臭みゼロ。とろけるような食感と濃厚なコクに、レバーが苦手な人でも唸るはず。炭火の風味がまとわりつくことで、一段と上品な味わいになっていました。
「セセリ」は噛めば噛むほど旨みが出る部位。プリッとした食感が楽しく、塩の加減も控えめで肉の甘みを引き立てていました。ここはタレもあるけど、塩の焼きが絶妙にうまい。
変わり種の「トマト串」も秀逸。まるごとミニトマトを焼いたこの一品、噛んだ瞬間、熱々の果汁が弾ける!ほんのり甘く、酸味のアクセントが続く串メニューの中でいい箸休めにも。
そして衝撃の一品、「しそチーズ春巻き」。揚げたてアツアツ、パリパリの皮を噛むと、中から濃厚なチーズと爽やかな大葉がとろけ出します。酒が止まらなくなるやつ。これは絶対頼むべし。
締めに「シロ」。とろとろに柔らかく、噛むと甘辛いタレと脂の旨みがじゅわ~。炭の香りでまったくクドさを感じない仕上がりに拍手!
メニューは焼き鳥以外にも、揚げ物、サラダ、一品料理まで幅広く、何度訪れても飽きがこない構成。どれもリーズナブルなので、ついつい色々頼みたくなってしまう。
店内は昔ながらの居酒屋スタイルで、カウンター席、テーブル席、奥には小上がりの座敷もあり、ひとり飲みから同僚との飲み会、地元の常連さんたちまで、様々な層が集まって和気あいあい。スタッフの方々も気さくで元気、注文のテンポも心地よくて、居心地がいい。
特にうれしかったのは、ひと串ひと串が丁寧に焼かれていること。チェーン居酒屋とは思えないほどクオリティが高く、通いたくなる店のひとつになりました。
次回は「アスパラ巻き」や「豚バラ串」、「鶏皮ポン酢」あたりを攻めてみたいところ。どれもメニューの写真からしてうまそうで、次の楽しみが尽きません。






電話番号 | 03-5806-2200 |
営業時間 |
火・水・木・金・土・日・祝日 16:00 - 23:00 |
定休日 | 月 |
住所 | 東京都台東区上野7-6-10 MSKビル1F |
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