大島旅行を思い出したくてココに♪ 大晦日の昼間っから飲めるのが嬉しい♪ 明日葉ビール☆後味に青さを感じるww もちろん、島寿司、明日葉天ぷら♪ 一緒に行った。





池袋の賑やかな街の一角、地下へと続く階段を降りると、そこには東京から南へ約300km、八丈島の空気を丸ごと持ち込んだような空間が広がっていました。その名も『八丈島』。居酒屋ではありますが、ただの「島料理がちょっとある店」ではありません。八丈島の文化、食、空気感までも再現しようという心意気が伝わる、本気の一軒です。
乾杯はもちろん「明日葉ビール」から。これ、ただの話題性アイテムだと思ったら大間違い。見た目はほんのりグリーンがかった淡い黄金色で、口に含むと爽やかな香草のような明日葉の香りが鼻に抜けていきます。ほんのりとした苦味が、ビールというより“ハーブエール”に近いニュアンス。これは完全に島の風味!ビール好きも、そうでない人も、一度は飲んでみてほしい一杯です。
続いて登場したのは「島寿司」。握りの上にはヅケにされた魚が艶やかにのり、どれも優しく甘い醤油ダレが染み込んでいます。見た目は一見シンプルですが、これが実に奥深い。八丈島ではワサビではなく「カラシ」でいただくのが定番。カラシのツンとくる辛味と、ヅケの甘さが絶妙に交錯して、シャリの酸味と合わさると、まさに唯一無二の味わいが完成します。地魚が中心なので、その日のネタによって表情が変わるのもまた楽しいところ。
そして、今回最も印象に残ったのが「明日葉の天ぷら」。カリッと揚がった衣の中から、明日葉特有のほろ苦さと青々しさがじゅわっと広がります。単なる野草の揚げ物ではなく、しっかりと主役を張れる逸品。塩でシンプルに食べてもいいし、天つゆで少し甘さを足してもよし。クセになる味わいで、気づけば箸が止まらず、あっという間に完食してしまいました。
店内は木目調で落ち着いた雰囲気。カウンター席では店主と会話を楽しむ常連の姿も見られ、テーブル席ではグループで島料理に舌鼓を打つ人々が。決して広いお店ではないけれど、その分、お客さん同士の距離が近く、八丈島の“人懐っこさ”まで伝わってくるようでした。スタッフの方々も皆さん明るく、料理の説明も丁寧で、初めて訪れたとは思えないくらい居心地の良い空間でした。
レビューとして率直に言わせてもらえば、「東京にいながら八丈島旅行気分を味わえる場所」。その土地に行かなければ出会えない味と空気を、池袋で再現してくれている奇跡のようなお店です。島料理に興味がある人はもちろん、ちょっと疲れた心を癒したい人にも、ぜひ足を運んでほしい。
| 電話番号 | 03-5391-5810 |
| 営業時間 | [全日] 13:00〜23:30 LO22:30 |
| 定休日 | 無休 |
| 住所 | 東京都豊島区西池袋1-22-4 |
| ホームページ |