美味しい! 田舎せいろ。
本日昼最後の一枚をゲット! 茶色がかった短めの蕎麦だが、そのまま食べても美味い。
汁に全部付けちゃうとしょっぱくなっちゃうし、やっぱり3分の1くらい付けるのがちょうどよく旨味を楽しめる♪ ラストは蕎麦湯なんだけど、とろとろのお餅を溶かしたような濃厚な蕎麦湯。
重いが満足や〜♪ なぜ近いのに今まで来なかったのか、、、悔しい! 店内は木のええ感じ。
それだけで美味い蕎麦が出てきそう。


地元の食通たちの間で“蕎麦の聖地”とまで称されるこのお店で、今回は「田舎せいろ」をいただいてきました。結論から言います――これは、まさに“蕎麦で語らう店”。そして「田舎せいろ」はその語り口をもっとも美しく体現した一皿でした。
まず供された瞬間、太めで色の濃い蕎麦が織りなす凛とした姿に目を奪われます。やざ和の「田舎そば」は、いわゆる粗挽きで力強い野趣あふれるスタイル。しかしその一方で、とても丁寧に仕上げられていて、雑味のない澄んだ香りが立ち上るんです。手繰るとズシッとした重みがありながら、噛めば噛むほど蕎麦の甘みと香ばしさがじわじわと染み出てきます。
そばつゆは濃いめながらキレがあり、ほんのり甘さも感じられる奥深い味。田舎そばのしっかりした味わいとぶつかり合うのではなく、まるで古くからの友人のように支え合う。つけすぎず、ほんの半分ほどそばをくぐらせるだけで、風味のバランスが極まります。
やざ和の魅力は蕎麦だけにとどまりません。木のぬくもりが感じられる落ち着いた店内は、まるで山間の小料理屋のような趣。小さな庭を眺められる窓際の席は特に人気で、心がほどけていくような時間が流れています。席数は多くありませんが、その静寂こそがこの店の醍醐味。ひとりで訪れても、じんわりと心が満たされていくのを感じられます。
接客もまた素晴らしい。丁寧で控えめ、それでいて温かみのある対応が印象的でした。お茶が切れそうになると、絶妙なタイミングで声をかけてくれる気遣いも嬉しいところ。客層は、近隣の年配の方から蕎麦を愛する若者、グルメ目当てに訪れるカップルまで実に幅広く、みな落ち着いた空気を尊重している様子。
他にも、「鴨せいろ」や「そばがき」、「天ぷらせいろ」など、素材の良さを最大限に活かしたメニューが豊富。鴨肉の脂がそばつゆに溶け出す「鴨せいろ」も絶品との評判で、次回はそれを目当てに再訪したいと思います。
また、そば湯がこれまた絶品。とろりと濃厚で、つゆの残りと合わせていただくと、最後の一滴まで余韻にひたれる構成になっているんです。食後の満足感は、蕎麦でここまで得られるのかと軽く衝撃を受けました。

| 電話番号 | 03-3690-8228 |
| 営業時間 | [月・火・金・土・日] ランチ:11:30〜15:00 ディナー:17:00〜20:00 |
| 定休日 | 毎週水曜日 毎週木曜日 ・日曜日は売り切れ次第終了 |
| 住所 | 東京都葛飾区亀有1-27-8 |
| ホームページ | http://www.kamijuku.com/chamber/option/yazawa/ |