埼玉の生命線である17号沿いに一風堂⁈ってことで、赤玉を♪ 細麺になかなかの油の層。
出る頃には店外まで行列。
スカイツリーへのドライブがてらに2年ぶりの一風堂に寄る。

博多ラーメンといえば「一風堂」。その中でも「赤玉」は、ただの一杯で終わらせない力を持った、個性派ラーメンでした。白丸の優しい豚骨スープに比べ、赤玉は辛味噌と香味油を重ねた奥行きのある一杯。まろやかなとんこつの旨味の中に、じんわりと広がる辛さが加わり、スープの表情が一瞬ごとに変わっていくのが面白いんです。レンゲを入れるたびに、赤い味噌ダレがじわじわと溶けていき、辛さとコクのバランスがどんどん自分好みに育っていく感覚は、食べていて飽きがこない。
麺は博多らしく極細のストレート。バリカタで頼むと、赤玉の濃厚さにキリッと合う食感が気持ちよい。替え玉をする頃にはスープがさらに馴染んで、辛さと旨味の一体感が増しているのも嬉しいポイント。トッピングのチャーシューは薄切りながらしっとりとした旨味があり、キクラゲのコリコリ感も良いアクセントになっていました。
他のお客さんが白丸や限定麺を頼んでいるのを横目に見ながら、「次はあれも…」と考えてしまうのも一風堂の楽しいところ。大宮店はファミリー層からサラリーマンまで幅広く賑わっていて、テーブル席も多く、グループでも一人でも入りやすい空気でした。スタッフさんはテキパキしていて、替え玉の声掛けもタイミングばっちり。居心地の良さもまた、この店を選びたくなる理由です。
特に印象的だったのは、やはりスープの進化を自分のペースで楽しめる点。最初は濃厚豚骨に辛味噌が溶けてゆく香りを、後半はしっかり馴染んで旨辛豚骨として完成されたスープを味わえる。二度美味しい感覚があるのは「赤玉」ならではでした。このレビューを書きながらも、あのコク深い一杯をもう一度すすりたくなるほど。大宮で豚骨ラーメンを食べるなら、この赤玉はやはり外せない選択肢ですね。
| 電話番号 | 048-840-1220 |
| 営業時間 | [月~金・土・祝前] 11:00〜25:00 [日・祝] 11:00〜24:00 |
| 定休日 | 無休 |
| 住所 | 埼玉県さいたま市中央区本町西3-7-7 |
| ホームページ | http://www.ippudo.com/ |