




新橋駅前ビル地下1階を歩いていると、遠くからでもすぐに分かる行列。その先にあるのが新橋ニューともちんです。地下鉄の駅から直結という便利な立地ながら、平日のお昼時には多くの人が並んでいます。この日も12時半頃に到着しましたが、着丼まで約30分。立ち食いラーメンのお店でありながら、この待ち時間は人気の高さを物語っています。
ちゃん系ラーメンといえば最近ますます勢いを感じるジャンルですが、その中でもニューともちんは新橋を代表する一軒と言っていい存在です。券売機の前に立つとメニューは「中華そば」一本勝負。シンプルだからこそ自信が感じられます。
目の前に運ばれてきた丼を見てまず驚くのはチャーシューの量です。スープの表面が見えないほど敷き詰められたチャーシューは、ちゃん系らしい豪快さがあります。ただし一般的なチャーシュー麺のような厚切りではなく、かなり薄切り。これが実に食べやすいんです。
麺をすすると自然にチャーシューも一緒についてくるので、麺と肉を同時に楽しめます。肉の旨みを感じながら麺を食べ進められるため、最後まで飽きません。量は多いのに重たさを感じさせません。
そして麺がまた面白い。平打ちでつるつる、すべすべとした舌触りです。ラーメンというより、どこかひやむぎを思わせるような喉越しの良さがあります。ちゃん系特有のもちっとした食感もありながら、非常になめらか。勢いよくすすりたくなる麺です。
スープは見た目ほど重くありません。豚や鶏の旨みがしっかり出ていながらも、後味は意外とすっきり。昔ながらの中華そばを現代的にブラッシュアップしたような味わいです。毎日でも食べられそうな親しみやすさがあり、行列ができる理由もよく分かります。飲んだ後の締めにも合いそうですが、昼食としてもしっかり満足できるボリュームです。
もう一つ印象的だったのがネギ。これもちゃん系の特徴ですが、とにかくたっぷり入っています。しかも細かい小口切りではなく、やや厚めにカットされているのでシャキシャキ感がしっかり残っています。噛むたびにネギの香りが広がり、スープの旨みを引き立ててくれます。時折ツンとくる刺激も良いアクセントです。
店内は立ち食いスタイル。広いわけではなく、むしろかなりコンパクトです。しかし回転が早く、スタッフさんも手際よく動いています。限られたスペースを効率よく使いながら次々とお客さんをさばいていく様子は見ていて気持ちがいいですね。
客層は実に幅広く、近隣のサラリーマンはもちろん、若い人やラーメン好きらしき方までさまざま。新橋という土地柄もあって、一人でふらっと立ち寄る人が多い印象でした。
他のちゃん系のお店と比較しても、この薄切りチャーシューの存在感はかなり個性的です。大量の肉が乗っているのに重たくならず、最後までテンポよく食べ進められるのはニューともちんならではの魅力だと思います。
行列に並んでいる間は「結構待つなあ」と思いましたが、食べ終わる頃には納得。ちゃん系が好きな人はもちろん、まだ食べたことがない人にもおすすめしたい一杯でした。今回のレビューを書きながら思い出しても、あのつるつるの平打ち麺とたっぷりのチャーシューが頭に浮かびます。新橋駅前ビル地下の通路にできる行列は、単なる話題性ではなく味への信頼の証なのかもしれません。また新橋に来たら、今度は朝の時間帯にも立ち寄ってみたくなるお店でした。
| 電話番号 | 03-6228-5703 |
| 営業時間 | 月〜金 08:00〜17:00/祝日 10:00〜16:00 |
| 定休日 | 土・日 |
| 住所 | 東京都港区新橋2-20-15 新橋駅前ビル B1F |
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