年末で名店はどこも休み、彷徨っていたら見つけた老舗。
高い、、、でもせっかくだから、値段は気にせず、緊張の神戸牛!
CPは、正直わからん、、、 美味しいけども。
近くに、いきなりステーキが行列。
この神戸の地でなんだか滑稽だった。




年末の三宮、通りの灯りもまばらになったころ、ふらふらとさまよっていたその先に「ロイヤルモーリヤ」の重厚な看板が静かに輝いていた。神戸牛の名店として名高いモーリヤグループの中でも“ロイヤル”を冠するこちらは、まさに格上。ドアを開けた瞬間、木と革の香り、そして程よい緊張感が漂う空間に包まれる。
席に案内されると、目の前には鉄板が鎮座。コックコートを纏った職人がすっと立ち、優しく会釈。…これは、気合を入れねば、と心を整える。そして頼んだのは、神戸牛のサーロインステーキコース。そう、値段は一度、忘れる。
まずはアミューズから。季節の一皿は、淡路島の玉ねぎを使ったスープ仕立て。甘みととろみのバランスが良く、空腹の心をやさしく包み込んでくれる。続く前菜には地元産の野菜と神戸牛のローストビーフが。冷製ながら旨みがぎゅっと閉じ込められ、思わずうなずく。
そして、いよいよ主役。神戸牛の登場。ドキドキしながら見守る中、職人が手際よく焼き加減を確認し、目の前でリズム良くナイフを入れていく。「ミディアムレアでよろしいでしょうか?」と声をかけられ、思わず「お願いします」と背筋を正してしまった。
焼き上がった肉は、言葉を失うほど美しい。脂が溶け、表面にかすかに浮かぶ艶、断面のグラデーション…口に入れると、脂が体温でとろけ、サシの甘さが口いっぱいに広がる。サーロインの柔らかさとコク、もう、これはステーキではなく、作品だ。
添えられた淡路の塩、わさび醤油、ガーリックチップなどの薬味たちも、それぞれ違う表情を引き出してくれる。特に塩との相性は抜群。塩が肉の旨味を一段と引き立て、シンプルでいながら極上の味わいを作り出す。
焼き野菜もまた、素材の良さが際立つラインナップ。シャキッとした食感のまま火が入っていて、肉の合間にちょうどいいリフレッシュ。
内装は落ち着いたトーンのウッド調、背もたれ高めの椅子で、隣席との距離感もちょうどよく、静かに特別な時間を味わえる設計になっている。記念日利用の方も多いのか、隣のテーブルではお祝いプレートが出ていた。そういう演出もスマートだ。
スタッフの接客も程よい距離感で、丁寧ながら過剰すぎず。焼き手の職人さんとの会話も柔らかく、質問にも丁寧に答えてくれる。「良いお肉ほど手数は減らします」との一言が印象的だった。
食後のデザートとコーヒーまで含め、全体を通して「ここでしか味わえない特別感」がある。これは単なる食事ではなく“体験”だ。実際、レビューでも「また記念日に来たい」「人生で一番おいしいステーキだった」という声が多いのも納得。
財布の中身は確かに軽くなるけれど、それ以上に満たされる満腹感と幸福感。年末に偶然たどり着いたのがここで、本当によかった。
| 電話番号 | 078-321-1328 |
| 営業時間 | [月~金・土・日] ランチ:11:00〜15:00 ディナー:15:00〜22:00 LO21:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 住所 | 兵庫県神戸市中央区北長狭通1-9-9 |
| ホームページ | http://www.mouriya.co.jp/royal/index.html |