三代目博多だるま｜台場｜深く濃いめの豚骨ラーメン

博多ラーメンといえば、とんこつスープの濃厚さと極細麺の喉ごしを思い浮かべますが、台場の「三代目博多だるま」で味わった一杯は、まさにその王道を極めたものでした。

まず、スープ。レンゲで一口すくった瞬間、まろやかでコク深いとんこつの香りがふわっと広がり、舌に乗せればじんわりと旨みが押し寄せます。クリーミーでありながら後味は意外とスッキリ。重たさは感じず、何杯でも飲みたくなる絶妙なバランスでした。

麺は、期待通りの極細ストレート。替え玉が欲しくなるのも納得の軽やかな仕上がりで、スープと見事に絡み、一気にすすり上げると幸せしかない…。硬めでオーダーしたところ、芯にほんのりとしたコシがあり、食感も心地よかったです。

トッピングもまた秀逸。とろけるチャーシューは、脂の甘みがスープにさらなる奥行きを与え、きくらげのコリコリ感、青ねぎのシャキシャキ感が、食べ進める中でいいアクセントになってくれます。紅しょうがや高菜もテーブルに用意されていて、自分好みに味変できるのも楽しいポイント。

他にも、明太ごはんやチャーシュー丼といったサイドメニューが充実しており、特に明太ごはんはピリッとした辛みがラーメンの合間にぴったり。次に訪れたら、絶対にチャーシュー丼も一緒に頼みたいと心に誓いました。

お店は、モダンながらどこか懐かしい雰囲気をまとった造り。カウンター席が中心ですが、テーブル席も少しあり、家族連れやグループでも入りやすい雰囲気です。ラーメン激戦区・福岡の名店の味を気軽に楽しめる場所だけあって、平日昼間でも外国人観光客やサラリーマン、学生たちで賑わっていました。

スタッフさんの接客もとても感じが良く、オーダーもテキパキ、笑顔を絶やさない対応が印象的。とんこつの香りが強い店内にもかかわらず、空調がしっかりしていて、匂い残りもあまり気にならなかったのが地味に嬉しかったポイントです。

何より、博多ラーメン好きとしては、わざわざ福岡まで行かずともこのクオリティに出会えたことが本当に嬉しい！また必ず替え玉をして、お腹いっぱい食べたいと思わせる、そんな一杯でした。

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