ちゃんぽん発祥の店にて☆このお城みたいな建物、ちゃんぽんで建てたのか?! ちゃんぽんはもちろんだが、肉皿うどん、皿うどんもオーダーしてシェア。
野菜も海鮮もタップリ♪どれも素材の出汁を感じる。
お気に入りは、肉皿うどん! これ、ちゃんぽんなんだけど、なんか違う?なんだ?美味いぞ! 軍艦島の上陸後で寄る。





「ちゃんぽんの聖地」である長崎の、その原点にして頂点。大浦天主堂のすぐ近く、観光客と地元民が交差するこのエリアで、いまも堂々たる風格を保つ名店――それが「四海楼」です。
今回いただいたのは、ちゃんぽん、肉皿うどん、そして皿うどんという、長崎三大ソウルヌードルの大名行列!贅沢にも一気に味わってしまいました。
まずはやっぱり、ちゃんぽん。これが原点。白濁したスープは一見するとこってりしてそうですが、ひと口すするとびっくりするほどまろやかで、やさしい。豚骨と鶏ガラ、そこに魚介と野菜の旨みが複雑に絡み合って、どこか懐かしさすら感じる味。具材はイカ、エビ、豚肉、キャベツ、もやし、かまぼこ、などなど盛りだくさん。太めのちゃんぽん麺がスープをよく吸って、食べ応えも抜群。これを食べずして“ちゃんぽんを語るなかれ”と感じる完成度です。
そして皿うどん。パリパリの細麺の上に、あんかけ具材がたっぷりかかった王道スタイル。こちらもエビやイカ、野菜がどっさりで、あんのとろみがちょうどよく、麺のパリパリとしっとりが共存する幸せな食感。卓上の酢をかけると一気に味変して、最後まで飽きずに楽しめます。
さらに、今回個人的に衝撃だったのが肉皿うどん。ちゃんぽん麺を使っているような太めの蒸し麺に、たっぷりの豚肉と甘辛いタレ。シンプルながら旨みがぎゅっと詰まっていて、まるで“ちゃんぽんの肉丼バージョン”といった感じ。炭水化物×肉×甘辛ダレの組み合わせは、もはや無敵。箸が止まりません。お腹がパンパンなのに、もう一口食べたくなる恐ろしさ(笑)。
お店の雰囲気は、老舗らしい風格を感じさせる上品な内装。観光地価格かと思いきや、内容に対して満足度が非常に高い。スタッフの方々もキビキビと動いていて、観光客にも地元の人にも分け隔てなく丁寧な接客が印象的でした。
嬉しかったのは、どのメニューも“昔ながら”を守りながらも、今なおアップデートされているような味の完成度だったこと。歴史にあぐらをかかず、いまこの瞬間も本気で美味しい――それが伝わる一皿一皿に感動です。
レビューとしても、ここは「長崎の味をまるごと体験したい人」に心からおすすめできる名店。長崎に来たら、“四海楼で三皿”をルーティンにしたくなります。
| 電話番号 | 095-822-1296 |
| 営業時間 | [全日] 11:30〜15:00 17:00〜21:00 LO20:00 |
| 定休日 | 不定休 火曜日が多いとか |
| 住所 | 長崎県長崎市松が枝町4-5 |
| ホームページ | http://www.shikairou.com/ |