おおお!美味い!スープも全部飲みました。
ポルチーニ醤油らぁ麺☆鶏・豚・貝・海老の無化調カルテット♪ 丼に引っかかってる小さいスプーンにトリュフなどのキノコペーストがあり、途中から少しずつ溶かしながら楽しむ♪ ミッドタウン横の一等地に閉店20分前だが数人並んでいる。


ラーメンを超えて“美食の一皿”に出会った感覚――それが、六本木の「入鹿TOKYO」で味わった『ポルチーニ醤油らぁ麺』でした。ラーメンというジャンルの中でも、一線を画す気品と余韻。この一杯には、驚きと喜び、そして“品”が詰まっていました。
まずスープ。ひと口すすれば、鶏・豚・貝・海老の無化調カルテットが織り成す、豊潤な出汁の世界が一気に広がります。鶏と豚の旨味でしっかりとボディを作りながら、貝がキレを与え、海老が香りのアクセントに。この時点でもう充分すぎるほど美味いのですが――このらぁ麺の真骨頂はここから。
そう、丼の縁にちょこんと掛けられた小さなスプーン。そこに乗っているのは、トリュフを含むキノコペースト。このペーストを途中から少しずつスープに溶かし込むと、香りが一気に森の中へと誘います。ポルチーニの芳醇な香りと、トリュフの奥深いコク。そこに元々あった動物系・魚介系のスープが融合し、まるで“高級キノコ出汁スープ”へと変化。味のグラデーションを楽しめるこの体験、まさに唯一無二。
麺は細めのストレートで、ツルツルと滑らか。スープとの絡みも完璧で、軽やかなすすり心地。小麦の香りをしっかりと感じさせながらも主張しすぎず、あくまでスープを引き立てる名脇役です。チャーシューも美しく低温調理され、口に含むとじゅわっと旨みが広がる仕上がり。ここにも一切の妥協なし。
お店は六本木ミッドタウンのすぐ隣、まさに一等地。ラーメンの値段としては少し贅沢だけれど、それに見合う体験が約束されています。閉店20分前にもかかわらず、数名が並んでいたのも納得のクオリティ。都心のど真ん中で、こんなにも“余韻の残るラーメン”が味わえるとは思いませんでした。
店内は洗練されていて、ラーメン屋というよりも“和食割烹”のような雰囲気。カウンターのみで、照明も落ち着いており、1杯に集中できる空間づくりがなされています。接客も丁寧で、料理と空間の品格が合致している。まさに“高級ラーメン”というカテゴリをしっかりと確立している印象です。
レビューとしても、「香り」「出汁」「構成力」の三拍子が揃った完成度の高さに唸るばかり。途中で味が変化していく楽しさもあり、食後には「また来たい」と自然に思ってしまう中毒性を感じました。


| 電話番号 | 03-5786-0029 |
| 営業時間 | [火~金・土・日・祝] ランチ:11:00〜15:00 LO14:50 ディナー:18:00〜21:00 LO20:50 |
| 定休日 | 毎週月曜日 |
| 住所 | 東京都港区六本木4-12-12 1F |
| ホームページ | https://ameblo.jp/malbo666/ |