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Webディレクターの食べ歩き/1981年生まれがラーメンやB級グルメをレビュー

そば処 近江家|亀有|ざる蕎麦・味噌煮込みうどん・きしめん体験!青い暖簾に誘われて

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ざる蕎麦がシンプルに美味しい♪丁寧な仕事。

味噌煮込みうどんは、味噌汁的な味噌だ。

きしめんはあっさりスープに透き通る平麺。

店員さんの接客がすんごく丁寧で感心する。

前から青い暖簾が気になってたんだよね〜 ポニーとモルモットの公園北。

家族で。

青い暖簾に惹かれて、ずっと気になっていたお店。それが【そば処 近江家】。亀有駅から少し歩いた先、あのポニーとモルモットに出会える公園のすぐ北にひっそりとある、地域に根ざした老舗感ただよう和の食堂です。週末に家族で訪れたこの日、いただいたのは「ざる蕎麦」「味噌煮込みうどん」「きしめん」の3品。どれも、見た目に派手さはないのに、口に入れると“じわ〜っ”と感動が広がるような優しさが詰まっていました。

まず「ざる蕎麦」。これはもう、シンプル・イズ・ベストを体現した一品。細すぎず太すぎずのちょうど良い太さの蕎麦は、しっかりとコシがありながら、噛むとスッとほどける柔らかさ。つゆも程よく甘辛で、出汁の旨みがちゃんと効いている。蕎麦そのものの風味を感じられて、「ああ、これは丁寧に打たれたそばだな」と思わず頷いてしまいました。派手なアピールがないのに、しっかり記憶に残る一皿ってすごい。

「味噌煮込みうどん」は、“味噌煮込み”というより“味噌汁的”な親しみやすい味わい。濃厚な八丁味噌系ではなく、信州系の赤味噌のような、どこか実家の食卓を思い出すようなホッとする味です。うどんは少し柔らかめで、味噌スープとよくなじんでいます。具材もシンプルだけど、ひとつひとつがちゃんと美味しくて、特に油揚げとネギの甘みが味噌に溶け込んでいて心がほどける。

そして「きしめん」。このきしめん、実は今回一番驚かされました。透き通るような淡い黄金のスープは、関東のうどんにありがちな濃さはなく、まさに“あっさり系だし”。そしてその中を泳ぐのは、つるっつるの平麺。ひらひらと口の中で躍るように滑らかで、スープをすくい上げる力も絶妙。見た目の清楚さと、味の繊細さがぴったりで、老舗の底力を感じさせてくれました。

加えて、今回とても印象に残ったのが、店員さんたちの接客。とにかく丁寧で、すべての言葉に「おもてなし」の気持ちがこもっている感じがするんです。子連れでも温かく迎えてくださり、質問にも親切に答えてくれて、「ああ、こういう町のおそば屋さん、減ってほしくないな」と思わされました。

店構えも控えめで、「青い暖簾」がゆらゆら風に揺れている姿が妙に印象的。中に入れば、年季の入った木のテーブルとイス。古くても清潔感があって、落ち着いた空気が流れていました。昼時を少し外して訪れたのですが、常連さんらしき方々が静かに食事をしていて、その中にすっと溶け込める感じも心地よい。

このお店で何より嬉しかったのは、“日常の中にあるごちそう”を味わえたこと。大げさな演出やSNS映えする盛り付けではなく、本当に「また来たい」と思える味と空気感がここにはありました。次は寒い日に「かき揚げそば」か「鍋焼きうどん」を食べに来ようと、家族で話しながら帰りました。

 

そば処 近江家 の店舗情報
電話番号 03-3601-0050
営業時間 [月~木・土・日・祝] ランチ:11:00〜15:00 ディナー:16:30〜20:00
定休日  
住所 東京都葛飾区亀有4-28-3
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