お持ち帰りで 芋きん☆ 薄皮でやさしい上品な甘さ♪美味い! スカイツリーから浅草へ歩いて行く途中で家族人数分購入

浅草のにぎわいから少し離れ、隅田川を渡った静かなエリアに佇む「満願堂 吾妻橋店」。ここで出会ったのが、老若男女から愛され続ける名物「芋きん」。その素朴な見た目の奥には、想像以上に深い“和菓子の世界”が広がっていました。
「芋きん」とは、さつまいもをたっぷり使った“芋きんつば”の略。が、これがただのきんつばと思ったら大間違い。口に入れた瞬間、その滑らかさと自然な甘みに驚きます。餡は、ほっくりとした黄金色のさつまいもを裏ごしして丁寧に練り上げたもので、甘さは控えめながらも芋の風味が濃厚。人工的な甘さとは無縁で、まさに素材の良さが引き立っています。
そして、この芋餡を包む生地がまた絶妙。薄く焼き目のついた表面はパリッと香ばしく、中の餡との食感のコントラストがたまりません。芋の優しい甘みと香ばしい皮の組み合わせが、どこか懐かしくて、でも新しい。まさに“ほっとするおやつ”の決定版です。
この吾妻橋店では、目の前で職人さんがひとつひとつ焼き上げていて、その香ばしい香りに吸い寄せられるようにお客さんがふらりと立ち寄っていきます。焼き立てをその場でいただくことができるのが、ここならではの醍醐味。ほんのりあたたかい芋きんは、冷たいお茶と一緒に頬張ると至福の時間が訪れます。
店構えは、和風の落ち着いた佇まい。店内はこぢんまりとしつつも明るく清潔で、お持ち帰りメインながらちょっとしたベンチもあり、近くの散歩帰りに立ち寄る人もちらほら。観光客よりも地元の方が多く訪れている印象で、どこか“地元に愛されている感”がじんわり伝わってきます。
スタッフの方々も朗らかで、気持ちよく買い物できるのがうれしいポイント。手土産としてまとめて購入される方も多く、「これをもらったら嬉しいだろうなあ」と納得できるクオリティ。
特に嬉しかったのは、日持ちはしないけれど“だからこその味”を提供していること。保存性よりも“今この瞬間のおいしさ”を大切にしていて、それが焼き立てを出す理由にも繋がっています。
次回は、季節限定の「栗芋きん」や「焼き芋スイーツ」、あんみつなど、他の和スイーツも試してみたい。

| 電話番号 | 03-3622-3128 |
| 営業時間 | [全日] 09:00〜18:00 |
| 定休日 | 無休 |
| 住所 | 東京都墨田区吾妻橋1-19-16 野口ビル 1F |
| ホームページ | http://www.mangando.jp/ |