普段は食べないネタでも、どれもあまくておいしい☆ 店主がついてくれて、魚を教えてくれたり、震災の話もしてくれました。

宮城・本塩釜にある老舗「亀喜寿司」で、ランチに季節の盛り合わせを堪能してきました!
店構えは、老舗ならではの落ち着いた佇まい。格式を感じさせつつも、どこか親しみやすさがあり、初めてでもすっと馴染める空気感が漂っています。暖簾をくぐると、カウンター席越しに大将の職人技が見えて、もうそれだけで期待値がぐんと上がります。
この日のランチは「季節の盛り合わせ」。運ばれてきたお皿には、旬のネタが美しく並んでいました。まず目を引いたのは、透明感のある白身。口に入れると、ほろっとほどけ、まろやかな甘みがふわり。さすが塩釜、鮮度が段違いです。
マグロも地物ならではの味わいで、赤身の旨味が力強く、それでいてスッとキレのある後味。中トロはとろける脂の甘みがありながら、しつこくないのがまた格別。さらに、ウニやイクラも小ぶりながら濃厚で、口の中に海の香りが広がりました。
一貫一貫、どれもネタとシャリのバランスが絶妙で、シャリはふんわり軽やか、ほんのり温かみを感じる絶妙な炊き加減。ネタの旨味を引き立てる、職人技が随所に光っていました。
他にも、地元産の光り物や、旬の貝類が盛り込まれていて、まさに「今、この場所でしか食べられない味」。どのネタも余計な仕事をせず、素材の良さをまっすぐ伝えてくれる潔さがありました。
店内は、カウンター席と座敷席があり、落ち着いた和の設え。木の温もりが感じられ、居心地も抜群です。カウンター越しに大将とのやり取りを楽しみながら食べるのも良し、座敷でゆったり過ごすのも良し。どちらも素敵な時間が過ごせそうです。
スタッフの方々の接客もとても丁寧で、堅苦しさはなく、温かいおもてなしを感じられました。地元の常連さんらしきお客さんも多く、アットホームな雰囲気の中に、地元から愛され続けている理由を感じました。
何より嬉しかったのは、ランチでありながらも、夜と変わらぬクオリティの握りを堪能できたこと。これだけの内容でこの価格帯というのは、本当に贅沢でありがたい限りです。
| 電話番号 | 022-362-2055 |
| 営業時間 | [月・水~金] 11:00〜21:00 [土・日・祝] 11:00〜15:00 17:00〜21:00 |
| 定休日 | 毎週火曜日 |
| 住所 | 宮城県塩竈市新富町6-12 |
| ホームページ | http://www.kamekisushi.jp/ |