美味しい!とちおとめイチゴを練り込んだイチゴパンは、もっちりイチゴたっぷりで、すんごい幸せになる♪ いちじくのパンも、スライスしながら長らく楽しめた。
チーズが入っていて、オーブンでカリッとすれば、数日間朝楽しめた♪



那須の静かな空気の中に溶け込むようにたたずむ「パン香房ベル・フルール」。この店名を目にした瞬間から、ちょっと特別なパンとの出会いを予感していたけれど、予感は的中。想像以上の幸せが、香ばしい焼きたての香りとともにやってきた。
まずはイチゴパン。これがもう、ただの“イチゴ味”じゃない。栃木といえばの「とちおとめ」が贅沢に練り込まれていて、生地そのものがイチゴ色でほんのり甘くて、まるで果実を食べているかのよう。もっちりとした口当たりがたまらなく、噛むたびにじゅわっとイチゴの香りが広がる。このパン、一口で「また買いに来たい」と思ってしまったほど。トーストしても美味しいけれど、そのままでもじゅうぶん幸せ。まるで“食べるフルーツアロマ”。
そして、もう一つ手に取ったのはいちじくのパン。これはチーズ入りで、スライスしてから軽くトーストして食べると、表面がカリッと香ばしく、中はいちじくのやわらかい甘みとチーズのコクが絶妙に溶け合って…朝の時間がちょっと優雅に変わる。まるで那須高原の朝を連れてきたようなパン。いちじくのプチプチした食感と、まろやかなチーズが本当に好相性。気がつけば何枚も食べていて、「あっ、もう無い!」と気づいて少し寂しくなるような美味しさだった。
どちらのパンも、時間をかけて味わいたい一品。実際、いちじくのパンは数日に分けて楽しめたのだけど、日が経つごとに少しずつ味が馴染んでいくようで、それもまた良かった。
店の外観は、那須の自然と調和するような木の温もりを感じるつくり。内装もシンプルだけどどこか温かく、焼き上がったパンが丁寧に並んでいて、どれにしようか迷うのも楽しい時間だった。窓から差し込む陽の光のなかで、スタッフの方が優しく声をかけてくれる。無理に話しかけることもなく、でもちゃんとこちらの質問には丁寧に答えてくれる、その距離感が心地よかった。
レビューとして特に書き残したいのは、このお店のパンの“香り”の良さ。袋から取り出した瞬間、ふわっと広がる天然酵母のような香ばしさと、素材の香り。これだけで、那須の風景が浮かんできた。
今度は他の季節にも訪れてみたい。秋には栗やさつまいも系、春には桜あんパンなんてあるのかな?那須旅行の朝ごはんに、あるいは帰りのドライブのお供に、「ベル・フルール」のパンは、ほんとうにぴったりだと思う。
| 電話番号 | 0287-76-7008 |
| 営業時間 | [月~水・金・土・日] 09:00〜18:00 |
| 定休日 | 毎週木曜日 |
| 住所 | 栃木県那須郡那須町湯本494-15 |
| ホームページ | http://www.gioiamia.jp/belles/shop/index.html |