お?うまい! 衣は薄めでソースも薄め? これが良くて、素材の味をしっかり感じる。
こんなタイプもあるんだな。
串カツって色々あるんだな〜奥深いですね。
大阪来る度に新店開拓するのが楽しみです♪ 2次会にサクッと地下街の串カツ屋へ。
広くて入りやすかったしね。

串かつの本場・大阪の中でも、梅田のど真ん中という立地で根強く愛される「ヨネヤ 梅田本店」に行ってきました。串かつといえば、ジャンキーでガツンとくるソースが主役…そんな先入観をまるっと裏切られる、ある意味で“大阪らしくない大阪串かつ”との出会いでした。
今回いただいたのは、牛かつ、豚かつ、とり、れんこん、玉ねぎ、えびの6本。どれもまさに職人の手仕事が光る一串で、衣はサクッと軽く、ソースは驚くほど控えめ。というか、衣自体に油っぽさをほとんど感じさせないのです。サクッ、ふわっ、とろっ、じゅわっ…素材の声がそのまま舌に届いてくる。レビューという言葉では物足りない、「静かな感動」と呼びたくなる味でした。
牛かつは柔らかくて、噛んだ瞬間に肉汁がじんわり広がります。赤身と衣のバランスが完璧。豚かつは少し厚めながらもスッと歯が通る柔らかさで、脂の甘さが引き立っていてびっくりしました。とりはしっとり感が強くて、意外にもジューシー。れんこんはシャキッとした歯ごたえに、ほのかな土の香りが心地よく、玉ねぎは甘みが際立っていて、これが串かつか…?と目を見張る仕上がり。えびはプリッとした弾力がありつつ、旨味が逃げてない。衣とえびが完全に一体化しているんです。
店内は、古き良き大衆酒場の雰囲気をしっかり保ちながらも清潔感があります。カウンター席がメインで、職人さんが目の前で揚げてくれる臨場感もたまらない。お昼時や夕方にはサラリーマンや観光客でいっぱいになる人気ぶりですが、驚くほどに回転も早い。店員さんの手際と気遣いが自然で、声がけも丁寧。昭和の空気感を残しながら、今の時代にも通用するサービスがここにはありました。
特に嬉しかったのは、おしぼりが清潔でしっかりとした厚みがあったこと。そして串の種類が多いのに、どれもハズレがなく、しかもリーズナブル。1本あたりの価格は200円前後からで、つい「あれもこれも」と頼んでしまう。でも胃もたれせず、最後まで気持ちよく食べられるのが、ヨネヤならではの魅力です。
このお店は「ソースの味でごまかさない串かつ」。それが誠実に伝わってくる一軒。食材の良さと職人の技、そして大阪の活気が全部詰まっているようなお店でした。
| 電話番号 | 06-6311-6445 |
| 営業時間 | [全日] 09:00〜22:30 LO22:00 |
| 定休日 | 毎年1月1日 奇数月の第3木曜日 |
| 住所 | 大阪府大阪市北区角田町梅田地下街2-5 ホワイティうめだノースモール1 |
| ホームページ | https://www.yoneya.osaka/access.html |