好きだわ〜濃いちょい辛いカレーをデフォルトで混ぜ混ぜされていて、卵のマイルドをプラス♪ ここにソースをかけるとまた濃い〜のだけど、これがまた好きだわ〜♪ 海遊館の前に寄りました。

大阪港のランドマーク・海遊館からほど近く、観光の合間にふらっと立ち寄れる名店がここ《自由軒 天保山店》。本町の老舗で知られる「名物カレー」を、海のそばでもいただけるのはちょっと嬉しい。今回はまさにその“名物”を目当てに、お昼どきの店内に吸い込まれてきました。
自由軒の「名物カレー」といえば、大阪人にとってはもはや定番中の定番。ルウとご飯をあらかじめ混ぜて炒めるという独自のスタイルに、真ん中にぽとりと生卵。そのビジュアルからしてもう“自由軒そのもの”。天保山店でも、その王道の一皿がきっちりと受け継がれていました。
まず運ばれてきた瞬間、スパイシーな香りがぶわっと広がる。見た目は素朴ですが、その香りからして「これは只者じゃない」と伝わってきます。スプーンで軽く真ん中の生卵を崩しながら、一口パクリ。うん、これこれ!と、思わず笑みがこぼれる。
ご飯とルウが一体化しているため、普通のカレーとはまったく違う食感。炒められたことで全体に香ばしさが加わり、スパイスの効いたカレーがご飯の中でしっかりと自己主張。そこに卵のまろやかさが加わることで、一気に味がなめらかに。舌の上で溶けるような心地よさと、スパイスの刺激が同時にやってくる感覚は、まさに“自由軒スタイル”ならでは。
辛さは中辛よりやや控えめで、幅広い世代に親しまれる絶妙な塩梅。とはいえ食べ進めるごとにじんわり汗がにじむような後引くスパイス感もあり、物足りなさはまったくありません。テーブルにはウスターソースが置かれていて、途中で少し加えるとさらにコクがアップ。これがまた合う。酸味と甘みが加わって、味の変化が楽しめるのも嬉しいポイント。
店内は観光地らしく、ファミリーやカップル、外国人観光客も多め。でも座席間は広めで、落ち着いて食事ができる雰囲気。スタッフの方も明るく、注文のタイミングや配膳もスムーズ。忙しさの中でも笑顔で対応してくれるのが印象的でした。
何より嬉しかったのは、「本町の味をこの場所で手軽に味わえる」ということ。天保山という立地もあって、カレー目当てというより“ついでに寄った”人がほとんどかもしれませんが、そんな人にも「なんだこれ、美味しいじゃん」と言わせる力がある。レビューとして断言しますが、このカレーは“わざわざ食べに行く価値あり”の味。
| 電話番号 | 06-6576-5821 |
| 営業時間 | [全日] 11:00〜20:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 住所 | 大阪府大阪市港区海岸通1天保山マーケットプレース 2F |
| ホームページ | http://www.jiyuken.co.jp/ |