カツ丼980円なり☆
創業80年超? スペシャルカツ丼1800円?!ロースカツ定食2700円?! どんなんなんだ? いつか、いつか勇気を出さなきゃならぬ。
いっつもならんでるが運良くすぐ入れた。

「銀座でカツ丼?」と言われたら、迷わずこの老舗、とんかつ銀座梅林 本店をおすすめしたい。昭和2年創業というから、すでに90年以上の歴史を持つ老舗中の老舗。東銀座駅から歩いて数分、銀座のモダンさと昔ながらの風情がちょうどいいバランスで混ざっていて、店前に立つだけで「間違いない」という確信をくれる。
今回いただいたのは、カツ丼。もうね、「これが本物です」と言われているような正統派の一杯。衣は薄めでサクッとしながらも、煮込まれてもなおザクザク感がほんのり残る絶妙加減。肉厚なロースはジューシーでやわらかく、口に入れた瞬間、脂の甘みがふわっと広がる。たまごはふわとろ、タレは甘すぎず辛すぎず、まるで長年の経験が染み込んだような深みある味わい。どこか懐かしく、それでいて格調高い仕上がりだった。
そして、忘れられないのがそのタレの香り。少し焦がし醤油のような、ふわっとした香ばしさがあって、食べる前からお腹が反応してしまう。そして食べてみれば納得。この香りが全体の味をぐっと底上げしているのだ。
レビューでよく見かける「スペシャルカツ丼」や「ロースカツ定食」は、確かに高めのお値段だけど、それでも「食べてみたい…」と心をくすぐられる存在感がある。次は勇気を出して、ロースカツ定食にいこう。2700円?いや、これだけの質ならむしろ妥当では?という予感がしている。
内装はコンパクトで昔ながらの食堂といった趣。2階にも席があり、サラリーマン、観光客、年配の常連さんと、実に幅広い客層が訪れているのも老舗らしい。おひとり様も多く、カウンター席もあるのでふらりと立ち寄りやすいのが嬉しい。
スタッフの方々の接客はていねいで、老舗らしい落ち着いた品を感じさせてくれる。注文後、厨房からトントントン…と揚げ音が響き始めると、テンションが自然と上がっていくのもこの店ならではの空気感。
そしてなにより、この店で嬉しいのは「待ってでも食べたい!」と思わせる味を、タイミング次第で並ばずにいただけること。今回は本当に運がよく、すぐに案内されて着席できたけれど、食後はしっかり行列ができていた。並ぶ価値あり、というより「ここでしか味わえない」と断言できるカツ丼。
何気ない日常にちょっとだけ贅沢を。そんな日にこそ、「銀座梅林」のカツ丼はぴったりかもしれない。
| 電話番号 | 03-3571-0350 |
| 営業時間 | [全日] 11:30〜20:45 LO20:45 |
| 定休日 | 毎年1月1日 無休 |
| 住所 | 東京都中央区銀座7-8-1 渋谷ビル1F |
| ホームページ | http://www.ginzabairin.com/index.html |