濃厚な博多豚骨&濃厚な家系。
こりゃあ濃いめだね~ こういうのにはキクラゲが合う 替玉ももちろん細麺かためをペロッと♪

小岩駅南口から徒歩数分、住宅街に溶け込むように佇む「横浜家系ラーメン 作田家」。このエリアにはいくつか家系を名乗るラーメン店があるものの、個人的な“家系レーダー”にビビッときたのがここ、作田家だった。
券売機の一番上に堂々と配置されているのは「ラーメン(並)」。迷わずポチッと。好みの指定はもちろん「麺かため・味ふつう・脂すくなめ」でオーダー。これが自分のジャストスタンダード。
登場したラーメンは、濃いめの醤油がキリッと立ったスープに、豚骨の重厚なコクがしっかりと絡み、レンゲを持つ手が止まらない。香りの立ち方がもうすでに一級。湯気の向こうから漂ってくる鶏油の甘さ、うっとりするほどの芳醇さがある。
麺は酒井製麺系の短めモチゴワ太麺。スープとの絡みも申し分ない。啜ったときの“モニュッ”とした弾力がクセになるし、口の中で麺とスープがガッチリ握手してる感じが気持ちいい。
具材も王道を守りながらもレベルが高い。チャーシューは程よく厚みがあり、箸で持つと崩れる直前のしっとり系。ほうれん草は水っぽさがなく、むしろ青味がスープのアクセントになっている。そして、海苔はスープに浸してから白ごはんと一緒に食べたい絶妙のサイズ感。ちなみにライス無料でおかわりOK、という家系好きには嬉しいサービスも。これは特筆すべきレビュー要素!
内装は白を基調とした清潔感あるカウンター中心のレイアウトで、カウンター越しに店主のキビキビした動きが見えるのがいい。席はL字カウンターで10席ほど。スタッフさんは元気よく、オーダーを取りながらも「脂の量、お好みで変えますよ〜」と気さくに声をかけてくれる。こういう丁寧さは、やはり接客でもリピートを生むポイント。
そして地味に嬉しいのが卓上の調味料が豊富な点。刻み生姜、ニンニク、豆板醤、ブラックペッパー…味変の引き出しが多いのもこの店の魅力のひとつ。途中でニンニクをガツンと入れたら、まるで別のラーメンかと思うほどのインパクト!おろし生姜でまろやかにするのもおすすめ。
平日の14時過ぎでも数組の男性客がひっきりなしに訪れていたが、学生風の若者からスーツ姿のサラリーマン、近所のご年配まで、まさに“地元に愛される家系”の雰囲気。
家系ラーメンは数あれど、スープのコクと香り、麺の存在感、そして店全体が醸し出す“ラーメンを美味しく食べてほしい”という気持ちのバランス感。これこそが作田家の強み。
次は味玉ラーメンを追加して、卓上の豆板醤とニンニクダブルで攻めてみたい。
| 電話番号 | |
| 営業時間 |
月・日・祝日 水・木・金 土 |
| 定休日 | 火 |
| 住所 | 東京都江戸川区西小岩1-29-6 1F |
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